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第32回東京国際映画祭、グランプリ作品は「わたしの叔父さん」


©2019 TIFF

 11月5日、第32回東京国際映画祭のクロージング・セレモニーが東京国際フォーラムで行われ、ジェムストーン賞や各部門における各賞が発表された。

 グランプリ/東京都知事賞は、フラレ・ピーダセン監督によるデンマーク映画「わたしの叔父さん」が受賞。本作品は、美しいデンマークの農村風景の中で、酪農家として生きる若い女性クリスと、体の不自由な叔父の姿を描いたもので、主演のイェデ・スナゴー、プロデューサーのマーコ・ロランセン氏とともステージに上がったピーダセン監督は「インデペンデントの小さな作品で少人数のキャストとクルーで撮りました。本当に光栄な賞です」と語った。

 日本映画スプラッシュ部門の作品賞は、森達也監督が東京新聞社会部記者・望月衣塑子氏に迫ったドキュメンタリー映画「i 新聞記者ドキュメント」。ステージに上がった森監督は、「今後はドラマも撮るつもりです。2、3年後にはドラマで参加したいと思います」と語った。

 すべての受賞作は以下の通りです。

■コンペティション部門 東京グランプリ 『わたしの叔父さん』 審査員特別賞 『アトランティス』 最優秀監督賞 サイード・ルスタイ監督『ジャスト 6.5』 最優秀女優賞 ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ『動物だけが知っている』 最優秀男優賞 ナヴィド・モハマドザデー『ジャスト 6.5』 最優秀芸術貢献賞 『チャクトゥとサルラ』 最優秀脚本賞 『喜劇 愛妻物語』 観客賞 『動物だけが知っている』

■アジアの未来部門 作品賞 『夏の夜の騎士』 国際交流基金アジアセンター特別賞 レザ・ジャマリ監督『死神の来ない村』

■日本映画スプラッシュ部門  作品賞 『i -新聞記者ドキュメント-』 監督賞 渡辺紘文監督『叫び声』

■東京ジェムストーン賞 伊藤沙莉 日本映画スプラッシュ部門『タイトル、拒絶』 佐久間由衣 特別招待作品『“隠れビッチ”やってました。』 ヨセフィン・フリーダ コンペティション部門『ディスコ』 吉名莉瑠 日本映画スプラッシュ部門『テイクオーバーゾーン』

■アメリカン航空アウォード大学対抗ショートフィルムコンテスト 奥井琢登(大阪芸術大学) 『Down Zone』

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