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第32回東京国際映画祭レポート


今年はなるべく多く作品を見るため時間を調節していますがなかなか全部は観れません。観れる作品はコンペティション部門が主です。試写の中で気になる作品をピックアップしています。

前回は『ネヴィア』『50人の宣誓』でした。

本日も2本ご紹介いたします。

アジアの未来部門

『ファストフード店の住人たち』2019 香港

24時間営業のハンバーガー店に集まる人々を描いています。話自体はよくあるあるストーリーですが

綺麗な夜の香港と昼間の落差

今の香港だけでなく世界で広がる格差社会への問題提起でもあります。

お金と愛についてはどちらが大事?といいますが、優しい愛があふれた映画でした。

監督 ウォン・シンファン 出演 アーロン・クオック、ミリアム・ヨン

    ©Entertaining Power Co. Limited, Media Asia Film Production Limited ALL RIGHTS RESERVED

コンペティション部門 インターナショナルプレミア

『列車旅行のすすめ』2019 スペイン フランス

コソボ戦争に赴いて片腕で帰還した男、不幸な結婚をした女、正体不明の医師と複数のエピソードが絡み合う物語

列車に乗ると「お話していいですか?」と声を掛けられ自分の出会った男の話をするところから現実か非現実か分らない奇想天外なストーリーに引き込まれていきます。原作はアントニオ・オレフドの同名小説の映画化であり監督の長編1作目。映画の完成までに5年費やした渾身の作品です。記者会見でも5年かかった経緯やモチベーションの質問も出ていました。

       ©Morena Films - Senor y Senora - Logical Pictures - Ventajas de Viajar en tren A.I.E

          左はアリツ・モレノ監督、右は原作者のアントニオ・オレフド

監督 アリツ・モレノ 出演 ルイス・トサール ピラール・カストロ エルネスト・アルテリオ

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