第32回東京国際映画祭レポート③
本日はコンペティション作品2作品を鑑賞
場所はEXシアターからスタート
『動物だけが知っている』2019 フランス
フランスの雪嵐の夜に女性が失踪しその周辺の住人達の一人が怪しい一方、アフリカでは祈祷師と会う青年、すべての偶然が一つの真実につながる
『ハリー、見知らぬ友人』(00)でセザール賞受賞のD・モル監督新作

©Jean-Claude Lother
試写後Q&Aに出演者でキーマンの2人ドゥニ・メノーシとナディア・テレスツィエンキーヴィッツが登壇
それぞれのキャラクターに対しての見解や監督についてまたタイトルの意味など
観客の質問にも丁寧に答えていた。

監督 ドミニク・モル
出演 ドゥニ・メノーシ、ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ 他
2本目は 六本木ヒルズTOHOシネマズに戻り鑑賞
『ばるぼら』2019 日本
プレス試写でも期待値が高く満員
禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦
手塚治虫生誕90周年を記念し初映像化したのは息子の手塚 眞監督

©Barbara Film Committee
試写後に記者会見が行われ「きょうは漫画の日でもあり手塚治虫の誕生日でもある」と最初の挨拶から始まった。
主演2人の作品への理解と躊躇がなかったので演出も楽だったとキャスティングの経緯、撮影のクリストファー・ドイルについては「男と女を、街も重要なので美しく撮る人が欲しく5年前に送り自分が撮るべき映画だと待ってくれた、彼と仕事が出来て幸せだった」と語った。
自分にとって大切な作品であり映画化するなら心構え、実力がついてから映画化しようと考えていたという作品は手塚治虫の絵をただ再現することではない映画に。

監督 手塚 眞
出演 稲垣吾郎 二階堂ふみ