第32回東京国際映画祭レポート②
11月2日(土)秋晴れです。本日は2本のコンペティション作品試写
ワールドプレミア
『戦場を探す旅』 2019(フランス コロンビア)
19世紀中頃、仏軍はメキシコの土地で戦争。一流報道カメラマンは実態を伝えようと戦地に赴くが、山越えが困難で戦場にたどり着けない。先住民の男を助手にし戦地へ向かう
試写後は記者会見
1890年代という時代設定は自分の知らない時代、場所を描こうとしたから。
写真家を設定しているのは昔の時代の先駆者に敬意を払っていると。当時戦場カメラマンは重い機材を持っていく肉体的な重荷と彼の内面の重荷を描きたかったから
写真の意味は先駆者の敬意とその現実を撮り残す、若い兵士が死ぬかもしれないその姿を永遠に残すことが出来る役割だと。
内面の模索の旅でもあり最後まで余韻が残る映画
監督 オーレリアン・ヴェルネ=レルミュジオー
出演 マリック・ジデイ レイナール・ゴメ マクサンス・テュア
アジアンプレミア
『ジャスト6.5』2019 ( イラン)
イラン警察とドラッグ組織の対決を描く驚異のノンストップ娯楽作
© Iranian Independents
こちらも試写後記者会見
貧困と麻薬の関係は強い。隣の国アフガニスタンで20年間作っているがルーツはイラン
コントロールがしにくい 実話ではないが現実を描くことだと。
ポスターが印象的で部隊のひとつである刑務所や警察など今までベールに隠されていた国の内情が分かる濃厚なドラマ
監督 サイード・ルスタイ
出演 ペイマン・モアディ ナヴィド・モハマドザデー ファルハド・アスラ