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第32回東京国際映画祭が開幕


昨日10月28日(月)第32回東京国際映画祭が開幕した。アリーナに敷かれた全長約160mのレッドカーペットのトップバッターには、今年のフェスティバル・ミューズを務める広瀬アリスさん

純白のミニ丈ドレスで登場。

      ©2019 TIFF

終盤には本年度のコンペティション部門審査委員長であるチャン・ツィイーさんが、黒のドレスに、シルバーのジュエリーを身に付けた姿で登場。

©2019 TIFF

本日10月29日(火)よりコンペティション部門やGALAスクリーニング作品など上映も始まった。

すべては観ることができませんが、可能な限り鑑賞レポートも含めてご紹介

コンペティション部門

『ネヴィア』2019年 イタリア 

ヌンツィア・ステファノ監督と主演のビルジニア・アピチェラさんが上映後記者会見を行った。

ストーリーはナポリ近郊で17歳のネヴィアと闇商売を営む祖母と妹の3人は隠れるように暮らしサーカスが町にやってきたことでネヴィアは興味を抱く。

監督自身が苦しみながら作ったという作品は自己分析し幼少期をたどり真実に忠実に。

脚本も手がけており自分が人生で聞いた言葉で書かれている。男性主体の社会から抜け出す女性を描き少年期から大人になる女性の気持ちを表したいというのがテーマ。

主演のV・アピチェラさんもこの作品が初めての映画であり監督が3ヶ月色々なタイプを使ってみて抜擢した。

ファッションの色もカラフル、ニット帽と紫ナイロンブルゾンとキッズファッションと18歳の誕生日以降に無彩色ファッション。そして2つのメイクのシーンが印象的。

『道』のジュリエット・マシ―ナへのオマージュでもあるそうだ。

最初の1本から力強い映画だった。

監督 ヌンツィア・ステファノ 主演 ビルジニア・アピチェラ

      ©Persia Film Distribution

アジアの未来部門

『50人の宣誓』イラン

50人が集まって法廷で宣誓すれば判決を覆すことができる――。妹を殺されたラズィエの一行を乗せたバスは裁判所へ向かう。イラン特有の法制度を背景にした驚愕のドラマ。

映画のほとんどがバスの中でという室内群像劇。ファミリーという血縁でつながっていても近い遠いで様々な人間模様が展開する。何度かポイントで出る“水”が象徴的。

監督 モーセン・タナバンデ 出演 マーナズ・アフシャル

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